犬のしつけ方

しつけ方の種類
 無駄吠えのしつけ

「無駄吠え」というのは、名前の通り犬が吠える必要のない状況で吠えてしまうことを言いいます。飼い主が吠えてほしくないような状況で吠えてしまう時にも、このように言います。

無駄吠えを犬がしてしまう時の心理としては、恐怖・攻撃性・わがままの3種類があります。例えば…来客が来たときに、怖いから追い返そうと思って吠えたりします。それから、飼い主を守ろうとして吠えることもありますね。少し意味が変わってしまうのですが、おなかが空いたときに、わがままで吠えることもあるのです。原因としては、やはり1番は飼い主のしつけ不足でありいます。飼い主がしてほしい行動と、飼い主がしてほしくない行動をしっかりと覚えさせるようによって、無駄吠えをしつけ直すことができるようになります。

吠える必要が無い状態ではおとなしくしていて、吠える必要があるときに吠えてほしい…それをしっかりと区別して覚えさせるためには、“賞”と“罰”を区別して与えることが大切です。吠えないでほしい時におとなしくしていたら“賞”を与えます。これは犬の基本的なしつけの部分でもあります。そうすることによって、駄目なことと良いことの区別をつけることができるのです。

“賞”と“罰”は非常に難しいです。“賞”の場合は、おやつを与えたりすれば良いです。犬の健康のことも考えて、なるべくカロリーは低いものにしてくださいね。褒め言葉もしっかりとかけてあげることが大切です。褒め言葉は1つ決めておいてください。“罰”は非常に難しいのです。飼い主の愛情を薄くしてしまうような“罰”は、与えてはいけないので、難しいのです。飼い主が直接与えるのではなく、天罰のような与え方をするのが良いです。視覚的天罰・聴覚的天罰・嗅覚的天罰、味覚的天罰、そして触覚的天罰です。視覚的なものは、布などをかけて視界を遮ったりします。聴覚的は、石を入れた空き缶などを上から落とすとイヤな音がするので、そのようなものがいいです。嗅覚的は、薄めたお酢などをスプレーでかけたり…直接飼い主が怒鳴ったりするのではない方法を取ります。